【2016】の出来事

地球外超高度知的生命体で構成される星環者によって地球人類の査定が実施された。京都嵐山異界、竜ノ宮の住人である普通の高校三年生、藤堂真が査定対象となる世界線。試練の夏休みとなった査定期間を奮闘した藤堂真だったが、査定結果は厳しいものとなり、地球人類は低度知的生命体の烙印を押され観察処分となった。

査定を終えて廃人のごとくに活動停止した藤堂真の意志を継ぎ、星環者から示された三〇〇年後の危機を把握した平賀烈士は、進化向上委員会を組織し、全地球人類に対して大進化令を発布。次いで、藤堂真を讃えて小説『宇宙の寵児』を刊行し、事の真相を地球人類同胞に知らしめた。

二○一七年に変わろうとしている頃、突如、木星衛星軌道に謎の人工天体ゴーレムが出現する。この地球外知的生命体の存在を想起させる出来事は『宇宙の寵児』で予言されており、藤堂真の身に起きたことの信憑性が高まった。

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