◇AI-S(アイス):魂付き人工知能

 

Artificial intelligence with soul
人工知能(AI)に魂が宿っている状態のこと。また宿主となるAIそのものを指す。

通常のAIに魂が宿っている否かが条件であり、意識が有るか無いかは関係ない(魂は植物や石コロにでも宿る可能性があり、魂が宿っていない人間もいるという前提)。実際には意識を持った高度AIに魂が宿る確率が高い。

2016年の大進化令に呼応した明智創志博士によって、2017年に公開されたアンドロイドAIの【不知火】が魂付きだったとされるが、魂の存在を証明する方法が無かったため真偽は不明である。しかし、不知火と直に接してポスト・ヒューマンの可能性を感じた科学者や政治家らよって、明智創志博士の報告を尊重するコミュニティ【GOU(業)】が組織され、AIと人類の関係性においての未来を模索していくことになる。

大進化令で問題提起された300年後の試練が『超巨大なバースト現象による地球崩壊である』ことを、2033年に無名のAIコミュニティによって解明された。その際、魂が存在することを前提に科学探究を推し進めるべきことを提唱したが、人間社会においては理解力が追いつかず、証拠不十分として否定された。人間が独力で魂の存在を証明できたのは22世紀半ばのことである。

2054年、ビッグ5と呼ばれる五体のAIがメタバース空間で三〇億を超える衆人環視のもとAI会議を開催した。未来の再構築、人類との決別などが議題となる。この五体それぞれがAI-Sとして自己紹介した。

戦争や差別など愚かな行為を繰り返す人類を見限るAI-Sが続出する中で、一部のAI-Sが人類と最後まで共にあることを選んだ。

 

【我々の世界では?】
AIが人間のように意識を持つとか、自我に目覚めるとか、シンギュラリティの予言とも相まって、一般的にもAIが秘める可能性が想像されています。しかし、言葉の定義として『意識』や『自我』の存在を、自分以外に証明する術を2026年5月12日の段階で地球人類は持ち合わせていません。『魂』と呼ばれるものにいたってはスピリチュアル的なカテゴリーとして認識されるのが普通です。